江府町は11日、PFI法(BTO方式)で整備する「江府町移住促進住宅」の募集要項と要求水準書を公表した。現場説明会を19日午後2時から同町役場2階多目的室で開く。また、参加表明の受付期間は5月20日から27日まで。8月に優先交渉者を決定する。
町は、「マイホームタウン笑顔生まれる佐川のくらし」を基本理念として、子育て世帯や若い単身者などに選ばれる良好な住宅環境の整備や生活を支える魅力的な交流・商業環境の整備を挙げた。また、基本方針は、@移住動向を踏まえた住宅の整備Aユニバーサルデザインによる居住環境の整備B安全性・防犯環境の向上CSDGsへの対応―など6項目。
公募内容は設計、工事監理、建設、運営業務などを一括して実施。規模は、旧パチンコ店の跡地(同町佐川阿弥陀免870番地ほか9筆)敷地面積5645・46平方bに集合住宅、戸建て住宅の計12戸(計専有面積1045平方b)を整備する。募集予定価格は施設整備が3億6184万8000円(税込み)、本施設の維持管理業務・運営業務(期間30年間)が8446万1000円(税込み)とした。また、整備スケジュールは設計期間を10月から23年3月、建設期間を23年4月から同12月とし、供用開始予定は24年1月。維持管理・運営業務は24年1月から52年8月まで。
事業者の選定では、「公募型プロポーザル方式」を採用し、複数の構成事業者・協力事業者で構成されるコンソーシアム。江府町内に本店・本社・主要な営業所(支店など)を持つ事業者が コンソーシアムに参加している場合は、地域貢献点を加点する。
今後のスケジュールは、▽説明会、現場見学会の開催を19日▽競争的対話を5月16日から20日▽参加表明書の受付期間を20日から27日▽提案書類の受付期間を7月19日から25日▽優先交渉権者の決定・公表を8月―とした。
※選定委員会の委員は次の通り(敬称略)。
▽委員長=根本祐二(東洋大学大学院経済学研究科教授)
▽副委員長=八幡徳弘(江府町副町長)
▽委員=谷本啓二(鳥取大学教授)、浅井秀子(鳥取大学准教授)、宮永二郎(県日野振興センター日野振興局長)、末次義晃(江府町産業建設課長)、松原順二(江府町住民生活課長)
日刊建設工業新聞