津島市は、天王川公園のPark―PFI(公募設置管理制度)と指定管理者業務を委ねる民間事業者に、大和リース(大阪市中央区)を代表法人とするグループ・天王川パークマネジメントを優先交渉権者に決定した。今後、6月議会の承認を得た後、7月にも協定を結ぶ。事業期間は2042年3月末までの約20年間。
今回の事業で、天王川公園(面積約12万平方b)のにぎわい創出に向け、園内の飲食店や体験学習を行う教養施設の充実、慢性的に不足している駐車場の対策などを実施する。
昨年11月の募集期間中、三つのグループが応募。天王川パークマネジメントは、スターバックスコーヒーの出店をはじめ、広大な芝生広場と授乳室を備えたサービスセンターの整備などを提案。その他、市民や市民活動団体らによる花を生かした景観づくりといった活動案も好評を得たようだ。3月29日、学識経験者や市民で構成する選定委員会で優先交渉権者を決めた。協定締結後、23年4月から管理運営を開始、同月中にスターバックスコーヒーの店舗を開店する予定だ。
同グループの構成法人は岩間造園(名古屋市瑞穂区)、スターバックスコーヒージャパン(東京都品川区)、TONZAKOデザイン(名古屋市中区)の3社。
提供:建通新聞社