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滋賀産業新聞
2022/04/13

【滋賀】栗東市 安養寺地先の第1高区配水池更新

 栗東市は、安養寺地先にある第1高区配水池の更新工事について、設計業務は昨年度末に完了していることから、工事公告を早ければ8月ごろに予定している。なお、工期については3ヵ年を見込む。
 対象となるのは、同市内に位置する安養寺山に設置されている第1高区配水池。同配水池は2池あり、第1配水池は昭和42年に建てられたPC造の円形で1000立方bの貯水、第2配水池については昭和47年、PC造の円形で1570立方bの貯水が可能な施設。ともに45年以上が経過し老朽化も進んでおり、市は20年度(令和2年度)に同施設の耐震診断を実施し、補強工事または建替え工事が必要と判断した。診断後に基本設計も実施し、その後の検討も進められ、トータルコストなども考えた結果、新たに建替える方向に決定し昨年度に実施設計を行った。新しく設置される配水池は、ステンレス製の長方形の一体型で、2150立方bの貯水が可能な施設。また施工時の際には、同じ敷地内で現在の施設を稼働させながら行うため、現段階では新しい施設を1池設置後、古い施設を1池解体する計画。
 なお、この詳細設計はエフウォーターマネジメント栗東営業所(栗東市)が担当している。
 同市は水道事業は、住民生活と産業活動に欠かすことのできないライフラインとして、昭和35年度に事業認可を受けて以来普及を進め、11年(平成23年)の観音寺簡易水道事業の統合を経て、現在では給水普及率99・9%となっている。17年度(平成29年度)には、栗東市水道事業アセットマネジメント(新水道ビジョン)を策定し、15年間で市内の11ヵ所の水道施設を対象に災害に強いライフラインの構築を進めるため、今後も同計画に基づき自己水の確保と安定供給を図る。

提供:滋賀産業新聞