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建設経済新聞社
2022/04/12

【京都】水道・下水道管路の更新需要の増加見据え 100年間の長期見通しを検討

 京都市上下水道局は、水道管路と下水道管路の更新需要が今後増加していくことを見据え、限られた事業費の中で最小限のリスクとなるように更新の優先順位を設定し、更なる平準化を図るため、100年間の長期的な更新需要と50年間の財政収支の見通しの検討に入る。
 上下水道局は11日、京都市水道管路及び下水道管路の更新に係る長期見通し検討業務について、公募型プロポーザルで公告した。
 業務内容は@資料の収集・整理(ア・計画等の整理、イ・水道管路情報等の整理、ウ・下水道管路情報等の整理、エ・財政収支計画の整理)A基本情報の整理(ア・京都市のこれまでのアセットマネジメントの考え、イ・これまでの国等の取組、ウ・大都市等における取組の整理、エ・京都市のアセットマネジメントにおける課題の整理)B将来的な水需要等の予測(ア・水需要予測の見直し、イ・必要施設能力の予測を踏まえた区域設定)C重要路線、影響要因の検討(ア・重要路線の検討、イ・影響要因の検討、ウ・優先順位の設定)D管路の目標使用年数の検討(ア・老朽度調査計画の策定、イ・調査結果の整理、ウ・目標使用年数の設定)E事業の特徴に応じたリスク評価の実施(ア・水道管路におけるリスク評価手法の検討、イ・下水道管路におけるリスク評価手法の検討、ウ・リスク評価の実施)F更新需要の検討G費用の検討(ア・更新費用の検討、イ・維持管理費用の検討)H長期的な更新事業費の予測I最適な長期見通しの検討(ア・長期更新見通しの検討、イ・財政収支見通しの作成)J長期見通しを踏まえた事業運営に関する手法整理K報告書及び説明資料の作成。
 契約期間は令和6年9月30日まで。
 委託金額の上限額は7700万円(税込)。
 主な応募資格は、▽令和4年度一般競争入札参加有資格者名簿(測量・設計等)に「建設コンサルタント」の種目で登録されている▽過去5ヵ年以内に日本国内で、国、都道府県又は人口を30万人以上有する都市や事業体が委託した検討業務で以下に掲げる全ての業務を履行した実績(上下水道事業一体の実績は、1つでウとエを満たすものとする)があること。ア・水道事業におけるアセットマネジメントに関する検討業務、イ・下水道事業におけるアセットマネジメント(又はストックマネジメント)に関する検討業務、ウ・水道事業における経営戦略等に関する検討業務、エ・下水道事業における経営戦略等に関する検討業務等▽応募は単独に限らず共同事業体でも可等。
 参加申請書の提出は5月10日まで、企画提案書及び見積書の提出は5月20日まで。ヒアリング審査は6月上旬頃に行う予定。受託事業者の決定通知は6月下旬頃を予定。
 担当は京都市上下水道局経営戦略室(рO75−672−3114)。