富山県建設業協会がまとめた会員受注調査結果によると、2021年度第3四半期(令和3年4〜12月)における土木・建築の元請受注高総計は、前年同期と比べ54億円(7%)増の796億円となった。
同協会が会員に実施した受注調査を基にまとめたもの。それによると、公共・民間別では、公共が489億円で46億円(10%)の増、民間は307億円で8億円(3%)の増と、どちらも増加を示した。
県内の地区別受注状況は、東部地区が公共で1%増、民間が2%減となり、地区合計ではほぼ横ばい。西部地区は公共が16%増、民間が9%増となり、地区合計では13%増となっている。
また、県外受注高は公共が19億円(267%)の増、民間が5億円(2%)の増となっており、公共が前年同期を大きく上回った。
一方、第3四半期(10〜12月)における土木・建築の元請受注高総計は228億円で、前年同期と比べて10億円(5%)の増で推移。内訳は、公共が136億円で24億円(21%)の増、民間は92億円で13億円(12%)の減となっている。
地区別の受注状況を見ると、東部地区が公共で78億円(3%増)、民間で38億円(12%増)となり、地区合計が116億円で、7億円(6%)の増となった。
西部地区は公共が49億円(39%増)、民間が45億円(29%減)となっており、地区合計が94億円で5億円(5%)の減となっている。
この結果、県内合計は210億円となり、前年同期比で微増だった。
さらに、土木・建築別では、土木の元請受注高総計は145億円で、昨年同期比43億円(43%)の増となった。内訳は、公共が119億円で29億円(32%)の増。民間が26億円で14億円(128%)の増。
建築の元請受注高総計は84億円で、昨年同期比32億円(28%)の減となった。内訳は、公共が18億円で5億円(21%)の減、民間が66億円で28億円(30%)の減で推移している。