柏市は8日、「『公設総合地方卸売市場併設道の駅』可能性調査業務委託」のプロポーザルを公告した。委託期間は、契約日の翌日から2023年3月31日まで。予定価格は2000万円。公設総合地方卸売市場の敷地内に「道の駅」を併設し、市場の活性化と地域振興を目的とした事業を検討している。
業務においては、市場近傍に新しい鉄道沿線市街地や最先端の研究機関など多様な地域資源があることを念頭に、幅広い視点で事業の可能性を検討する。
業務内容は、基礎データ収集、需要予測、概略施設計画、整備効果検討、事業手法の検討、課題対応および事業化に向けたロードマップの検討、総合評価。
「概略施設計画」で、概略の施設計画を複数案、提案。
「事業手法の検討」では、官民連携事業の事例整理・分析、事業手法案等の検討、マーケットサウンディング調査、事業性(収支)の検討を重点として概略の適切な事業手法を幅広く検討する。
「総合評価」においては、調査・検討結果を踏まえ、受託者が提案した複数の内容について、事業の実現可能性について総合的に評価を行う。
プロポーザルの参加資格は、国内に本店を置き、市の競争入札参加資格者として区分「測量」のうち大分類「土木関係建設コンサルタント業務」の中分類「都市計画及び地方計画」で登録され、12年度以降の類似業務における元請け実績を有し、業務担当者が一級建築士及び技術士法に規定する「建設部門(都市および地方計画)」の科目の登録を受けていることなど。
今後は、22日まで質疑書提出を受け付け、5月9日に回答。参加意思表明書の提出を同月16日に締め切り、同月23日には参加資格確認結果を通知。6月7日まで、企画提案書の提出を求める。同月21日にプレゼンテーション審査を実施し、同月28日に選定結果を通知する。契約日は7月5日の予定。
公設市場は若柴69―1に所在。敷地面積は8・73ha。施設は▽青果棟=S造平屋、床面積6800u、1971年度竣工▽水産物棟=S造およびSRC造2階建て、延べ床面積9550u、77年度竣工▽花き棟=S造平屋、床面積1215u、2018年度竣工▽関連食品棟=コンクリート造2階建て、延べ床面積9822u、1977年度竣工▽サービス店舗棟=S造平屋、床面積480u、2006年度竣工――など。