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日本工業経済新聞社(群馬)
2022/04/08

【群馬】高山村が中山地内で宅地造成工事へ

高山村は中山地内の五領下ノ宿地区で、宅地造成工事を計画している。2022年度は、測量設計業務を9月ごろに指名競争入札で委託する方針となっている。用地買収や詳細設計など施工の準備を年度内に終え、23年度単年で造成工事に取り組む考え。同地区は中山地内を通る国道145号の北側に位置し、面積は約4400u。10区画程度の分譲を検討している。当初予算で同設計委託料1100万円を確保した。
村への移住定住者を増やそうと同地区の造成を計画。村は対象エリアの造成や道路整備などを行い、ホームページなどで購入希望者を募る。分譲後の住居建設は購入者が担う。22年度はエリア全体を対象に、測量から詳細設計までを行う測量設計業務を委託。23年度単年で造成および道路整備などを発注する計画となっている。
造成の対象となるのは、中山地内を走る国道145号の北側、五領下ノ宿地区。現状は畑地や雑種地となっている。面積は約4400u。10区画程度の造成・分譲を前提に測量設計を進め、造成計画を詰める。設計業務は9月ごろに委託。履行期限は6カ月を設定している。
同業務で現地の状況を確認しつつ、詳細設計を進める。並行して用地買収にも取り組む。設計業務の結果を考慮して工事費などを算出し、23年度に予算を確保するながれ。総工費などは地盤改良などの施工メニューに左右されるため、現状では白紙。早ければ23年度中にも購入者の公募を開始する。
事業費は土地開発事業特別会計で確保。22年度当初予算では、同地区団地造成事業費として2953万円を計上した。内訳は◇宅地造成地測量設計委託1100万円◇用地取得費1650万円◇登記業務委託150万円−など。
村は同地区のほかに、中山地内の本宿田中地区で宅地造成を進めている。現在は21年度からの継続工事に取り組んでいるところ。同地区は設計と施工を一括とする指名型プロポーザルで業者選定を実施しており、平形土建(高山村)が受注した。これから設計に取り組む五領下ノ宿地区の造成工事については、競争入札で発注することになりそう。