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建通新聞社(神奈川)
2022/04/08

【神奈川】横浜市 保土ケ谷工場DBで支援業務を委託

 横浜市資源循環局は、設計・施工一括のデザインビルド方式で実施する保土ケ谷工場の再整備で、発注支援業務「保土ケ谷工場再整備事業に係る発注支援業務委託(その1)」の委託先を建設技術研究所(横浜市中区)に決め、4月1日に契約を締結した。履行期限は2023年3月。応札額は1348万円。
 休止中の保土ケ谷工場を撤去して新たな施設を建設するため、23年度に、総合評価のDB方式で新工場の設計と建設工事を発注する計画。
 今回の委託業務では見積設計図書を整理して技術評価を行い、各種図面を精査して工事費を算出。発注仕様書を作成し▽事業者選定スケジュール▽事業者の参加資格要件▽落札者決定基準―をまとめる。他の自治体のヒアリング調査も行う。事業者選定の支援業務は来年度以降の「その2」で委託する予定。
 新しい工場の処理能力は一日1200d。従前の保土ケ谷工場と同程度とし、建物の規模を基本設計の中で検討する。大規模災害に耐え、長時間の停電や断水などの非常事態発生時にも、ごみの焼却を継続して行う施設として建設する。
 建設地は保土ケ谷区狩場町355、敷地面積約6f。

〜中継施設は23年度〜

 横浜市内では4カ所のごみ焼却工場が稼働している。都筑工場が28年ごろ寿命を迎え休止するため、10年度から休止している保土ケ谷工場を再整備し、再稼働する。
 保土ケ谷工場の建物は現在ごみ処理の中継輸送施設として活用されているため、再整備に先立ち、敷地の南側に同施設を移転整備する。基本設計をパシフィックコンサルタンツ(横浜市西区)で行い、22年度に詳細設計、23〜24年度に工事を予定している。 提供:建通新聞社