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　新潟県警察本部は十日町警察署建替え工事について、現在地から約１・５キロ離れた十日町市北新田地内の民有地（田畑）に移転する方針を固めた。
　現在地での建替えを含め、検討を進めていたもので、２０２２年度は不動産鑑定を行うとともに、用地契約の手続きに入るという。当初予算には１億３４６４万９０００円を計上している。
　１９６８年に建設された同署（十日町市河内町５番地１０）は、老朽化が顕著なことや施設が狭あいのため、県民サービスの向上および勤務環境の改善を図る。既存庁舎はＲＣ造３階建て延べ９１４平方メートル。署員が約７０人。十日町市および津南町の１市１町を管轄し、交番３カ所、駐在所が１２カ所設置されている。移転場所は市道高山城之古線沿いの県十日町保健所南側に位置し、敷地面積は約７５００平方メートル。
　２８年度の開設を予定。着工時期は流動的ながら「建築工事に２、３カ年を要する」（装備施設課）とし、規模は現在より拡大する見通し。総事業費は１７億円を見込み、２９年度の完了を予定している（２０年度末時点）。
　県内３０署のうち、再編整備として佐渡東と西署が１９年度に新設統合されたほか、胎内署は新発田署に統合。また、老朽化が著しい妙高署は現在地で建替えが完了。南魚沼署は２３年度からの着工を目指している。今後は、１９６７年に建設された五泉署も建替えを含めた検討に入るもよう。