トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(中部)
2022/04/08

【岐阜】高山市公設地方卸売市場 設計を第1四半期に

 高山市は、老朽化している「高山市公設地方卸売市場」を建て替えるため2022年度の第1四半期に設計業務と敷地測量、第2四半期に地盤調査を委託する予定だ。この3つの業務について、22年度当初予算に3540万円を計上している。
 新市場の規模は鉄骨造で約4300平方bを想定。新市場では、洗浄機器や真空包装機などを設置し青果の一次加工を行ったり、冷凍庫や瞬間凍結機器を設置し水産物の冷凍・加工も行う。さらにコンテナ式冷蔵庫や低温空間の作業場などを用意しコールドチェーンによる適切な温度管理に新しく取り組む方針でいる。
 概算事業費は、新市場整備と既存市場解体に約15億1000万円を見込んでいる。場内の設備などは事業者が設置する予定のため、この概算事業費には含んでいない。
 既存の市場は、1975年に業務を開始した。規模は卸売場が床面積3940平方b、事務所が同834平方bなどで延べ5196平方b。開設から45年以上が経過し施設の老朽化が進んでいることに加えて、市場棟の耐震診断結果はIs値が0・28と低い状態。さらに取扱量と取扱高が減少傾向にある。建て替えることで生鮮品の安定供給と品質と鮮度を保つための機能強化を図る。

提供:建通新聞社