伊佐北姶良環境管理組合は6日、伊佐市にある一般廃棄物処理施設「未来館」の基幹的設備改良と運営業務を公募型プロポーザルで公告した。契約上限額67億2450万円(税込み)。グループでの参加も可能としており、設計・施工者には清掃施設工事の評点1000点以上−など求める。参加表明は5月25日まで。
所在地(事業場所)は菱刈南浦880−56。業務推進しながら改良工を進めるDBO方式を採用し、上限額の内訳は@工事費28億8090万円A運営費38億4360万円−となる。
設計・施工者に対する要件はほか、2002年度以降に単独元請けとして80t/日以上(40t/日以上、2系列以上)かつ稼働開始5年以上が経過するストーカ式焼却炉を施工した実績−など。リサイクル施設についても同期間稼働している施設全体19t/日以上、高速回転式破砕機3t/h以上を採用した施工実績を求めている。いずれの実績も2件以上とする。
運営業務では、焼却・リサイクル施設ともに22年3月末時点で5年以上が経つ類似施設の包括運営実績など−が要件。 運営開始後は、その経験などを持つ技術者か相当する者を1年以上運転員として選任配置しなければならない。
提案書類の提出期限は9月9日。10月中旬をめどにヒアリングを実施し、同下旬ごろ優先交渉者を決め、組合議会(23年2月)で本契約締結の議決を目指す。事業期間は、設計・施工が25年3月末まで、運営は23年4月〜33年3月末までとしている。