津野町は、新本庁舎建設に向けた基本設計の委託先を決めるプロポーザルで、最優秀に東畑・艸建築設計共同体を選定した。計画案の独自性と機能性の両立、木材の使い方、作業工程の解像度などを評価した。
プロポーザルには11者が応募。事務所の実績や担当チームの能力などを判断する1次審査で5者に絞り込んだ後、武蔵野美術大学の高橋晶子教授を委員長とする審査委員会で課題テーマに対するプレゼンテーションとヒアリングを行い、最優秀と次点を選定した。
基本構想によると、新本庁舎は鉄筋コンクリート造で一部木造を可能とし、3階建て以内延べ3000平方bの規模を基準とする。現庁舎が土砂災害特別警戒区域にあることから、新荘川を挟んで東側にある、かわうそ自然公園駐車場に移転新築し、防災拠点としての役割も確保する。概算工事費は18億円。
基本設計の履行期間は9月15日まで。その後、原則基本設計者と随意契約した上で実施設計に移行する。工期は2023年8月から25年1月までの予定。
提供:建通新聞社