日本工業経済新聞社(群馬)
2022/04/06
【群馬】太田市は西部消防署の空調工事など
太田市は、市消防本部西部消防署(新田金井町607)の建て替え工事を進める。先行して、建築工事を4日に公告しており、5月ごろにも3件の工事を公告する。給排水衛生・換気設備工事と空調・ガス設備工事の2工事は工種を管、電気設備工事は工種を電気とし、計3件の工事を一般競争入札で公告する。建て替えは2カ年で工事を進め、2024年度に既存庁舎解体などを含む全工事が完了する予定。
建て替えに向けて当初予算で22〜23年度の継続費計4億5036万円を設定している。年割額は22年度3億8080万3000円、23年度6955万7000円としている。
今後、発注される給排水衛生・換気設備工事は衛生器具設備工事や給排水設備工事、給湯設備工事などが内容。空調・ガス設備工事は空調設備のほか、空調用ガスおよび電源の設備工事を進める。電気設備工事は非常用発電・受変電・幹線・動力設備工事などを行う。なお、外構工事は敷地内舗装工事、歩道改修工事、フェンス設置工事を内容としており、第3四半期の公告を予定している。
新施設は庁舎のほか、震災対応救助訓練施設、倉庫兼訓練塔を建設する。22年度は既存訓練塔の解体工事を先行して行い、8月ごろに庁舎建設工事に着手する。なお、訓練塔の解体工事も4日に公告されている。
その後、23年6月に庁舎建設を完了させ開署。旧庁舎解体工事は23年度に別発注し、9月までに完了させ、10月から震災対応救助訓練施設などの工事を行う。
建設する庁舎はS造2階建て、延べ床面積約1000u。敷地面積は3768u。震災対応救助訓練施設はS造平屋、床面積約200uとなる。倉庫兼訓練棟はS造平屋、床面積約100uを想定している。
配置する人員は24人程度を予定。配置する消防車は化学消防ポンプ自動車、消防ポンプ自動車、高規格救急車、広報車、連絡車、資材搬送車の6台。アークプランニング(太田市)が設計業務を担当している。
新庁舎は通常の分署機能とともに個室の仮眠室や女性専用室などの部屋も整備するため、既存の分署よりも広くなる。このほか事務室、書庫、会議室、接客室、車庫、資機材格納庫、救急物品庫などを整備する。車庫に関連してホース収納庫、危険物庫、コンプレッサー室、出動準備室、救急消毒室、滅菌室などを設置する。