国土交通省中部地方整備局の2022年度予算概要(28日1面既報)のうち、岐阜県内の事業内容をまとめた。
22年度の新規事業は、河川関係で3カ所と道路関係では2カ所。河川関係では木曽川総合水系環境整備事業として岐阜市の忠節地区で水辺整備などを進めるため、1億円を配分した。大谷川大規模特定河川事業として大垣市でJR橋梁の移設などを行うため、1億1000万円を配分した
この他、河川・ダム・砂防メンテナンス事業には3億3000万円を充てる。道路関係では国道19号交差点改良として東町1交差点改良に取り組むため2000万円を配分した。国道41号でも上岡本町南交差点改良を計画しており1000万円を充当した。
主な事業として、国道475号東海環状自動車道の整備に岐阜県分として267億4000万円を計上した。山県IC〜大野神戸IC間の橋梁工事とトンネル工事、養老IC〜北勢IC(仮称)間の改良工事と橋梁工事を推進する。国道158号中部縦貫自動車道の高山清見道路整備には35億3000万円を充当する。高山IC〜丹生川IC(仮称)間で橋梁工事とトンネル工事などを進める。
木曽川上流特定構造物改築では、引き続き用取得を進めながら鵜森三郷排水樋門などの整備に着手する。岐阜県分の予算として31億6000億円を充てる。
木曽川上流河川改修事業(横越地区)では、同地区の堤防整備を進めるとともに、池尻地区の調査検討に取り組む。岐阜県分の予算として31億6000億円を付けた。
木曽川総合水系環境整備事業(岐阜市・忠節水辺整備事業)には、基盤整備に新規着手する。国と市が連携し、砂礫河原公園や階段護岸整備などを進めていく方針。
新丸山ダム建設事業には110億円を充てる。引き続きダムの本体工事と付け替え道路工事を進める。
国営木曽三川公園事業の岐阜県分には3億9000万円を充てる。海津市にある木曽三川公園センターの管理施設整備を行う。
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建通新聞社