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滋賀産業新聞
2022/04/07

【滋賀】彦根市 当初予算の民間3保育所整備補助費

 彦根市は、待機児童の解消と保育環境の向上を図るため22年度当初予算に民間保育所3施設を対象とする施設整備補助金計1億2910万9000円を措置。内訳は広島県の潟Aイグランが竹ヶ鼻地先の兜ス和堂所有地で滋賀県初となる「(仮称)あい保育園南彦根」を新規整備する事業をはじめ、旭森乳児保育園と日夏保育園がそれぞれ計画する改修工事に対し補助を行う。各施設の概要は次の通り。
 潟Aイグラン(橋本雅文代表取締役・広島市西区庚午中1―7―24)の「(仮称)あい保育園南彦根」の整備補助金にはこのうち1億1918万7000円を計上。彦根市竹ヶ鼻字南ノ木真前17番1の、兜ス和堂所有地となる1017・48平方bの借地において、S造平屋建、494・40平方b規模(定員60名)の保育所「(仮称)あい保育園南彦根」の新築を計画、交付金内示が6月にも順調に確定すれば法人側で建設工事に着工し、23年1〜2月頃にも整備を完了、23年4月から開園する予定。
 潟Aイグランは87年に設立、企業内・病院内保育施設の運営や認可保育園の運営等、多数保育サービス事業を展開し、広島県のみならず全国43都府県で約400以上の保育施設を運営。未設置の滋賀県内での整備を彦根市に申し入れ、待機児童の課題がある城南学区・高宮学区における新保育所整備計画を市が承認、交付金対象事業となった。
 社会福祉法人彦根福祉会が運営する「日夏保育園」(日夏町2634―1)の改修工事補助金には561万円を計上。敷地2092・16平方bにあるS造(セメント瓦葺)平屋建、軽量S造(亜鉛メッキ銅板)平屋建の園舎のうち、築35年が経過する611・49平方b規模の本園舎を対象に、雨漏れ解消等に向けた屋根等の防水工事を計画。6〜7月頃にも交付金内示が順調にいけば、秋頃にも法人側で施工を行いたい考え。
 社会福祉法人大樹会の「旭森乳児保育園」(野田山町1099番地1)の改修工事補助金は431万2000円。敷地面積695・26平方bのS造2階建、延503・55平方b規模の園舎において、1階部分7台(天井埋め込み式)、2階部分2台(天井吊り型)、計9台の空調設備・エアコンの更新工事を計画する。早ければ5月にも交付金内定後、法人側で着工し1ヵ月程で完了させたい考え。

提供:滋賀産業新聞