高松市は2022〜23年度の2カ年で、老朽化した香南小学校の校舎を隣接する香南中学校(香南町横井801)の敷地に移転新築する。国庫補助の内示が得られれば、事業費を6月補正予算に計上する。12月議会での請負契約承認を目指して工事発注する。
新校舎は中学校校舎の北側に建設する。規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ約4800平方bを想定している。既存の小学校は校舎棟と管理棟など3棟で構成しているが、一部の機能は中学校と共有することから1棟に集約する。
新校舎には普通教室や職員室、特別支援教室、多目的室、図書室、図工室、家庭科室、音楽室などを配置するとともに、中学校と接続する渡り廊下を新設する。
中学校の既存プールや更衣室の改修、小学生が使う補助プールや屋外トイレの新設も行う予定。設計は阿波設計事務所高松支店(高松市)が担当。
また、新校舎の完成後に既存の校舎棟、屋内運動場、給食場、プール、屋外便所などを解体する。校舎は渡り廊下で接続する南棟、中棟、北棟で構成しており、いずれも鉄筋コンクリート造2階建てで延べ床面積2926平方b。屋内運動場の規模は鉄筋コンクリート平屋727平方b。設計は黒木建築設計事務所(高松市)が担当。
提供:建通新聞社