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建通新聞社
2022/04/04

【大阪】八尾市 市営西郡住宅14〜18号館建て替え事業 特定事業に選定

 八尾市は3月28日、PFI手法のBT方式を採用する市営西郡住宅(14〜18号館)建て替え事業をPFI法に基づく特定事業に選定した。想定スケジュールでは、5月上旬にPFI事業者を募集する総合評価一般競争入札を公告し、11月に落札者を決定、2023年3月に本契約を締結する見通しだ。事業期間は23年3月〜26年3月。建設地にある既存住宅などを解体・撤去し、新たな市営住宅を整備した上で市に所有権を移転する。
 建設地は、幸町五丁目第1公園(幸町5ノ12ノ1、敷地面積約4000平方b)、幸町五丁目第2公園(幸町5ノ28ノ3他、同約1500平方b)、西郡住宅4・5号館敷地と西郡住宅店舗付き1・2号館敷地(幸町4ノ3ノ1他、同約3500平方b)、西郡住宅4・5号館倉庫敷地(幸町5ノ47ノ1、同約100平方b)。
 新住宅は2DK〜4DKなど150戸。構造についてはコンクリート系を主とした上で、構造上重要でない壁に限りコンクリート系以外の構造も認めるとしている。また、敷地内に駐車場75台、自転車置き場300台、コミュニティースペース、ごみ集積所などを設ける。
 解体する既存住宅は、4号館(鉄筋コンクリート造4階建て延べ1231平方b)、5号館(同造4階建て延べ1474平方b)、店舗付き1号館(同造3階建て延べ561平方b)、同2号館(同造4階建て651平方b)の4棟。
 参加資格は、設計、建設、工事監理、入居者移転支援業務を行う企業で構成し、全ての企業が八尾市入札参加資格者に登録していること。加えて、元請けとして鉄骨鉄筋コンクリート造または鉄筋コンクリート造8階建て以上、延べ4000平方bまたは80戸以上の設計・工事の実績などを求める。
 事業者は▽事業計画の策定▽基本・実施設計、既存住宅の解体、新住宅の建設などを行う市営住宅整備▽入居者移転支援業務―などを行う。

提供:建通新聞社