三菱地所レジデンスとフージャースコーポレーション(ともに東京都千代田区)は、尾張旭市の三郷駅前地区第一種市街地再開発事業について、同再開発準備組合(秋田昌彦理事長)と事業協力に関する協定を締結した。今後は、2022年度末の組合設立と事業計画認可、23年度末の権利変換計画認可を予定。24年度からの解体工事などに着手し、27年度末の完成を目指す。
同再開発事業の対象地は、名鉄・三郷駅南側(尾張旭市三郷町栄)の約1・1f。駅前広場や道路などの都市基盤と、都市型住宅、商業施設、公益施設などを一体的に整備し、交通結節機能と拠点性の強化を図る。
これまでの計画では、共同住宅などを整備するA街区が約4000平方b、商業・駐車場などのB街区が約2400平方b、商業施設を設けるC街区が約900平方bとし、中央部に駅前広場を設ける計画。尾張旭市は、この再開発に向けて、22年度当初予算に各種調査設計など支援として1億6360万円を計上している。
協定締結式に出席した尾張旭市の森和実市長は「三郷駅周辺は、古くから発展し、本市をけん引してきた地区。再開発事業により、さらなる発展を期待するとともに、土地区画整理や道路事業とともに、市全体の活性化の中心となってほしい」とコメントしている。
提供:建通新聞社