福島建設工業新聞社
2022/03/31
【福島】民活導入支援でプロポ/いわき市21世紀の森公園
いわき市は31日、「21世紀の森公園」民間活力導入に係る支援業務の公募型プロポーザル手続きを公示した。参加申込は25日、企画提案書提出は5月10日まで受け付ける。同月中旬以降の結果通知を予定。
市総合公園である21世紀の森公園を対象に公募設置管理制度(Park-PFI)の活用など、公民連携による取り組みの実現に向けた調査・検討作業を開始する。
参加資格は過去5年間にPFIに関する導入可能性調査、アドバイザリー業務、P―PFIに関する業務等の完了実績など。業務はP―PFI等により整備する施設や維持管理手法の検討を行うほか、財政負担の算定、公園環境や諸課題の把握、地元スポーツ団体等と連携したソフト事業調査、市が実施した1次サウンディング調査の分析・評価と事業具体化に向けた2次調査を実施しながら、公園の魅力向上に寄与する最適で実現性の高い方策の提案を行う。
公募対象公園施設等の提案に当たっては、現供用区域のほか未供用区域の活用も含め検討する。対象施設整備の工事期間や引渡し時期などスケジュール整理も行う。履行期限2023年3月17日。契約上限額2261万8000円(消費税込)。
同公園は市中央部に位置し、野球場や球技場(いわきグリーンフィールド=GF)があるスポーツゾーンなど4ゾーンで構成する総合公園(計画面積89.2ha、供用面積63.3ha)。1995年に供用を開始し、現在は指定管理者制度を導入している。スポーツツーリズムの推進に向け、いわきGFのサッカーJ3基準改修や、多目的広場の人工芝・夜間照明改修などの施設高規格化整備を今年度から推進する。