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建設新聞社(長崎)
2022/03/30

【長崎】最低制限価格下回っても再度入札

諫早市「全国的にも珍しい取り組み」
   4月1日以降の入札執行分から適用


 諫早市は、4月1日以降に入札を執行する工事等について、再度入札が可能となるよう実施方法を変更することとした。これまで最低制限価格を下回る入札参加者は、再度入札に参加できなかったが、今回の制度変更により参加できるようになる。

 対象となるのは最低制限価格を設けるすべての入札(建設工事(随意契約除く)、測量・設計等コンサルタント業務(随意契約除く)、清掃業務(1000万円以上、随意契約除く))。

 最低制限価格を下回る入札参加者が、再度入札に参加できるのは、全国的にも珍しい取り組み。市財務部契約管財課によると、札幌市と岩手県が同様の制度を運用しているという。

 市は2021年1月からランダム係数を適用。建設新聞社の取材に対し、市財務部契約管財課は「ランダム係数を用いた最低制限価格の設定で、不調や不落など全者失格となるケースが見受けられたため見直した」などと変更に至った理由を説明した。

 問い合わせは、諫早市財務部契約管財課(рO957・22・1500(代表))
ksrogo