富田林市は金剛地区施設再整備事業として、2022年度に金剛中央公園・多機能複合施設等整備基本計画を策定する。4月に事業者選定委員会を発足させ、基本計画の策定を委託する事業者の公募を6月ごろに開始する考え。選定方法や今後のスケジュールなどは委員会の中で決定する。当初予算には1784万円を盛り込んだ。
複合施設の詳細は基本計画で決定するが、主に子育て支援・健康増進・公園・交流の4機能を有する施設を目指す考え。事業者は民間業者へのサウンディングや地元住民向けのワークショップなど調査を実施して地域の意向を確認し、複合施設の在り方などソフト面を確定後、ハード面の検討を進める方針。
金剛中央公園は1969年に建設された。久野喜台2ノ2に位置し、敷地面積は2万7991平方bの都市公園(近隣公園)。公園部、青少年スポーツホール(延べ1069平方b)、テニスコート680平方b、グラウンド7830平方b、11年度に閉鎖したプールを敷地内に有する。
金剛地区全体を対象とした金剛地区施設等再整備計画では、公園部は遊具の老朽化や防犯面、アクセス方法が階段だけなど問題を抱える。青少年スポーツホールは旧耐震であり、老朽化による雨漏りが見られる。この他、全ての施設で地区住民が利用していない状況を指摘している。
提供:建通新聞社