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北陸工業新聞社
2022/03/29

【富山】24年7月着工、設計は日建設計/北陸銀行本部ビルの建設計画/富山市牛島町

 ほくほくフィナンシャルグループ(FG)と北陸銀行が富山市牛島町地内の富山駅北口で計画する「ほくほくフィナンシャルグループ本社ビル(北陸銀行本部)」は、日建設計が設計を担当し、2024年7月の着工を予定していることが明らかになった。
 計画は、富山市堤町通り1丁目にある現ほくほくFG本社と北陸銀行の本部機能を、富山市牛島町地内の富山駅北口に移転する。竣工時期は26(令和8)年度内を目指しているものの、新たなビルの施設規模や総工費などは、今後検討していくとしている。
 一方、現行の北陸銀行本店ビルは、1961(昭和36)年10月に竣工。規模はSRC造地下2階、地上6階(塔屋3階)建て延べ1万6774平方メートル(最高高さ34・6メートル)。13年には国の有形文化財に登録されている。本部は移るが、本店機能の移転有無が決まっていないため、本部移転後の建物の活用方法なども未定の状況という。
 また、新たなビルの建設予定地は、同市牛島町137番地の敷地4304平方メートル。現況は概ねが月極駐車場で、一部建物解体後のさら地があり、既に富山地鉄グループから購入済み。
 北陸の地方銀行では北國銀行が14年11月、富山銀行が19年11月、福井銀行が20年12月にそれぞれ本店を移転。利便性が高い駅の近隣地に、本店ビルを構える動きが活発化していた。

hokuriku