全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　豊田自動織機（刈谷市豊田町２ノ１）は、本社・刈谷工場敷地内で建屋の建設を検討していることを明らかにした。同社はこれに先立ち、土壌汚染調査を実施。基準値を超える汚染が確認されたことを、３月22日付で愛知県に報告した。
　同社は建屋建設の目的や今後のスケジュールについて「回答できない」としている。
　調査の対象は４万１１９９平方�b。同地では１９２６年の工場開設から現在まで、繊維機械製造や自動車部品・付属品の製造を行ってきた。調査では基準値の17倍に相当するクロロエチレンや、34倍に相当する六価クロム化合物の他、地下水調査で１５０倍に相当するクロロエチレンが確認された。現況はアスファルト舗装などで覆われており、拡散のおそれはないとする。地下水については既に揚水井戸や浄化設備での流出防止対策を行っている。


提供：建通新聞社