国交省は25日、2022年度予算の「箇所付け」を公表した。直轄道路改築は北条道路など5カ所に80億5500万円を内示。補助の道路改築では岩美道路など7カ所に69億7200万円を付けた。
直轄道路は北条道路に43億6700万円を配分し、26年度の供用に向けて改良工事を促進する。補助の地域高規格道路5カ所は、満額の68億1600万円が内示。岩美道路は18億円とし、22年度の開通を目指す必要額を計上。トンネル設備や舗装、安全施設などの仕上げ工事に入る。倉吉関金道路は15億4600万円の予算額。
維持系では国道9号鳥取大橋東詰め交差点改良に新規着手する。県立中央病院方面に向かう左折レーンと、鳥取環状道路からの合流車線を整備する。調査費1000万円を盛り込んだ。
直轄河川改修は7億1700万円を内示した。千代川は向国安の堤防強化に1億0500万円、日野川は法勝寺川に「水辺の楽校」の整備費1億0400万円を充てる。
皆生海岸は富益工区の人工リーフとサンドリサイクルによる養浜に2億2500万円。大山山系直轄砂防は、穴鴨4号砂防堰堤など8カ所に11億6100万円を投入する。
港湾は鳥取港の第1防波堤(西)の基礎工事に2億5000万円、第2防波堤のかさ上げに7200万円を内示。境港は防波堤の本体工事に1億5000万円、岸壁(水深マイナス13b)の舗装工事に2億円を付けた。
このほか、社会資本総合整備事業の県内配分は229億6300万円。内訳は社会資本整備総合交付金が81億5800万円、防災・安全交付金に148億0500万円で前年度並みの予算を確保した。
日刊建設工業新聞