津駅周辺道路空間検討委員会は、「整備方針」を策定した。交通結節機能の強化をはじめ、歩行者デッキや東西自由通路の整備を視野に入れる。
津駅周辺は、歩行者導線とバス利用者の待ち行列が錯綜していることに加え、バス停の点在やロータリーが混雑していることなどが問題となっている。そして、回遊性が低く、駅を挟んで東西をスムーズに往来できないこと、待ち合わせ場所がないことなども解消しなければならない課題となる。
これらを踏まえ、整備方針に▽公共交通の利便性の強化、浸水などの災害時の対応の強化▽歩行者のにぎわいや滞留機能の強化▽東西連携の強化▽駅周辺の回遊性の強化▽ソフト・ハード一体となった取り組みの推進―を挙げる。
方針を基に、公共交通の利便性を高めるため、バス停、タクシー、自家用車乗降場を再構築して交通結節点機能を強化するとともに、東口に歩行者デッキなどを整備する。
歩行者のにぎわいや滞留するスペースを確保するため、「歩行者利便増進道路(ほこみち)制度」を活用し、駅前通りの歩行空間の拡張や占用を緩和して民間利用を促進していく。
東西連携の強化では、東西の移動をスムーズにするため、自由通路を整備する。駅周辺の回遊性を高められるようにICTを活用した案内看板の設置し、街灯を
提供:
建通新聞社