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日本工業経済新聞社(群馬)
2022/03/25

【群馬】県藤岡土木は黒石1、2号橋の整備概要示す

県藤岡土木事務所は、藤岡市下日野地内の県道上日野藤岡線(黒石工区)バイパス整備事業として新設する(仮称)黒石1号橋と(仮称)黒石2号橋の整備概要を示した。1号橋は橋長55m、幅員9・22mの単径間鋼単純箱桁橋となり。2号橋については橋長53m、幅員8・21mの単径間鋼単純合成細幅箱桁橋で新設する。発注時期は用地買収の進捗などを踏まえ決める。
黒石工区は、沿線に地すべり指定された急崖斜面が連続しており、災害発生時に通行規制の恐れがあるため現道の南側を通す形で新たなルートを描く。全体計画延長は720m、全幅7mの2車線道路で整備する。
バイパス区間の西側に整備する1号橋は鮎川を渡る橋梁。上部工は1本あたり54・8mの桁を1本、クレーンベントで架設する。鋼重は178・667t。床板は128立方mのコンクリートを使用して打設する。防護柵は140・7m整備する。照明灯は設置しない。
橋台2基は逆T式。上日野側に設置する高さ9・5mのA1橋台は鉄筋11・839tとコンクリート92・2立方m、直接基礎で築造する。
藤岡市内側に設置する高さ6・7mのA2橋台は鉄筋8・667tとコンクリート85・9立方mで新設。基礎にφ1000o、高さ5・5mの場所打ち杭を6本打設する。鉄筋4・992tと25・8立方mのコンクリートで基礎を施工する。
詳細設計は三井共同建設コンサルタント(東京都品川区)が手掛けた。
2号橋は1本当たり52・8mの桁を2本、クレーン一括架設工法により設置する。鋼重は135・316t。床版は119・5立方mのコンクリートで打設する。防護柵は135・2m設置、照明灯は整備しない。
橋台2基は共通して直接基礎の逆T式。A1橋台が上日野側、A2橋台は藤岡市内側に設置することとなる。A1は鉄筋17・602tとコンクリート221・9立方mを使用し、高さ10・5mで築造する。
A2は鉄筋8・588tと135・3立方mのコンクリートを使用して高さ7mで設置する。
詳細設計は中央コンサルタンツ(愛知県名古屋市)がまとめた。