建設新聞社
2022/03/25
【東北・宮城】石本建築事務所を特定/宮城県民会館の設計プロポ
宮城県は県民会館の移転に当たり、基本・実施設計業務の委託候補者として石本建築事務所を特定した。WTO対象公募型プロポーザルによって選んだ。10社が申請し、2次審査は石本建築事務所、佐藤総合計画、久米設計、日本設計、山下設計の5社で行った。次点は佐藤総合計画。
業務の件名は「宮城県民会館・宮城県民間非営利活動プラザ複合施設新築設計業務」。契約は5月下旬を予定する。
県有施設再編の一環で、宮城県民会館を移転するとともに民間非営利活動プラザ(NPOプラザ)との集約・複合化に取り組む。移転先は都市計画道路・元寺小路福室線沿いとなる仙台市宮城野区宮城野2の301の1の一部地内で仙台医療センター跡地の約5・5f。うち提案対象エリアは約5・3f。容積率は300l、建ぺい率は80l。
ここに延べ2万2200平方bで計画。内部はホール部門約8021平方b(ホールは最大2300席)、創造・育成・連携拠点部門約4683平方b、交流・コミュニティ部門約2778平方b、NPO部門約545平方b、管理運営部門約6173平方bを設ける。
駐車場は300〜350台ほどを確保。
なお基本構想の時点で構造階数はSRC一部S造地下1階地上5階建てとしていたが、今回の提案によるものとする。
設計工期は2024年6月30日。24年度内に施工者選定手続きを行い、工事期間は25年3月から27年12月までを見込む。28年度開館を目指す。全体事業費は約250億円。
提供:建設新聞社