長生村は、自校方式で提供している学校給食の設備について、老朽化および国の衛生管理基準への適合が難しくなっていることからセンター方式に移行するため、2024年度と25年度に学校給食センターの新設工事を進める。予定事業費は12億円。24日には「(仮称)学校給食センター建設事業基本計画策定等業務委託」の公募型プロポーザルを公告した。見積上限額は1000万円。委託期間は、契約締結日の翌日から23年3月31日まで。
建設地については、敷地面積約5000uを要件として選定する。
建物は延べ床面積約1200uとし、汚染作業区域と非汚染作業区域の動線を遮断した配置とする。汚染作業区域は、風除室、検収室、米庫、洗米室、食品庫、仕分け室、魚肉・野菜下処理室、洗浄室、残菜庫、倉庫、ゴミ庫など。
非汚染作業区域は、加熱調理室、炊飯室、和え物室、アレルギー調理室、コンテナ室、配膳室など。そのほか、前室、設備機械室、プラットホーム、事務室、女子・男子更衣休憩室、女子・男子・外来用便所、洗濯乾燥室、給湯スペース、防災倉庫、運転手室などを整備する。
供給開始時の調理能力は約1000食。受配校は長生中学校(11学級)、一松小学校(6学級)、八積小学校(8学級)、高根小学校(7学級)。
プロポーザルの参加資格は、村の入札参加業者資格者名簿の「測量」に資格業種業務名称「建築:調査」、業務内容名称「調査」で登録され、11〜21年度に、地方公共団体が発注する1日当たり1000食以上の調理能力を有する学校給食センターに係る基本計画策定・基本設計・実施設計のいずれかの業務を直接受注し、完了した実績を有すること。
また、建築士法に基づく一級建築士事務所登録簿に登録されていること。管理技術者として一級建築士の資格を有し、11〜21年度に、1日当たり1000食以上の調理能力を有する学校給食センターの新築工事に係る実施設計業務の完了実績を有している者を配置できることなど。建築意匠、電気設備、機械設備の各分野の担当技術者1人以上を配置し、管理技術者との兼務は不可とする。
プロポーザルにおいては、28日まで質問を受け付け、4月1〜5日に参加申込書の提出を求める。15日まで技術提案書などの提出を求め、20日に選考審査会を実施。選考後7日以内の結果通知を予定している。