岐阜県は、国土交通省中部地方整備局に事業認可された名古屋鉄道の名鉄岐阜駅から岐南駅間の高架化事業について、2036年度までのスケジュールを公表した。3月18日に開かれた土木委員会で報告した。
予定では用地取得を22年度〜26年度で進める。本体工事は27年度から着手する計画だ。仮線路などの設置は29年度まで、高架部と駅舎などの工事は34年度まで、仮線路などの撤去は36年度までに終える予定でいる。
これに合わせて4月1日から「鉄道高架化事業現地合同本部」を岐阜市加納清水町4ノ22に開所する。入所するのは岐阜県が岐阜駅周辺鉄道高架工事事務所、岐阜市が加納・茶所統合駅周辺整備事務所。合同事務所を設置することで、県と市が連携して進める同事業の円滑化を図る。
高架化事業は、連続立体交差事業区間(延長2049b)と岐阜駅側連立附帯事業区間(延長411b)、岐南駅側連立附帯事業区間(同332b)の3区間で構成。このうち、今回認可されているのは2049b区間。事業期間は22年度から36年度までの14年間。事業費は約419億円を見込んでいる。
提供:
建通新聞社