建設新聞社
2022/03/24
【東北・岩手】キオクシアが北上工業団地に第2製造棟建設
キオクシア(東京都港区芝浦3の1の21 早坂伸夫代表取締役社長)は岩手県北上市の北上工場に第2製造棟(K2棟)の建設を計画し、4月に着工する。設計・施工は清水建設が担当する。
同施設は、クラウドサービスや5G通信、IoT、AI、自動運転などの普及により需要増加が見込まれる3次元フラッシュメモリの生産拡大を目的に建設を計画。
建設地は北上工業団地内にある第1製造棟(K1棟)の東側約15f。施設の延べ面積は約21万7140平方b、高さ約66b。地震の揺れを吸収する免震構造を採用するとともに、最新の省エネ製造設備の導入や、再生可能エネルギーを利用をすることで環境面にも配慮する。また、AIを活用した生産システムの導入により、北上工場全体の生産性、フラッシュメモリ製品の品質の向上を図る。K2棟のほか管理・技術部門が入居する管理棟も建設する。
総投資額は約1兆円。米国ウエスタンデジタル社と共同投資するため協議を進めていく方針。2023年の竣工を予定している。
提供:建設新聞社