小松市は、「認定こども園だいいち」と「やたの認定こども園あおぞら」について、建て替えに向けた調査に取り組み、基本方針を取りまとめる方針だ。当初予算案に公立こども園等整備調査費50万円を計上した。
同市八幡にある認定こども園だいいちの規模はS造平屋建て965平方メートル。敷地面積は4070平方メートル。一方、やたの認定こども園あおぞら(矢田野町地内)の規模はRC造平屋建て595・60平方メートル。敷地面積は1910平方メートル。新年度は外部の有識者を交え、公立こども園のあり方をはじめ、定員や施設規模、整備内容などの基本方針をまとめる。地域の町内会や保護者などとの協議も行っていく構えだ。
これまで両施設ともに空調設備やトイレの改修、各種修繕工事を行い、機能向上を図ってきた。しかし、築後45年以上が経過。経年劣化によって老朽化が進んでいることから、園児や職員にとって安全・安心で快適な保育環境を整備するため、新園舎の建設に向けた検討作業に入っていく。
多様化する保育ニーズに対応するため、市は公立保育所の民営化を順次進めている。