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建通新聞社(中部)
2022/03/23

【三重】東員町 東員第一中学校移転新築を計画

   東員町は、東員第一中学校の移転新築を計画している。造成基本設計費として2810万円、建設基本設計費として4000万円を2022年度当初予算に計上した。建設後60年以上が経過した東員第一中学校(六把野新田557)を山田地内に移転する。
 基本計画案では、23年度に造成・建設の実施設計と用地取得を進め、24年度の上半期に造成、下半期に建設に着手する計画を示している。建設の工期は24〜26年度で、開校は27年度となる見通しだ。
 移転先は山田1679ノ1の敷地約3万1000平方bで、現況は田畑。敷地北側に校舎と体育館を配置する。同地は山田廃村と西畑遺跡に該当する埋蔵文化財包蔵地のため、基本設計などと並行して発掘調査を実施する。
 新校舎の予定規模は、校舎が鉄筋コンクリート造で延べ床面積は約8000平方b。主な内容は普通教室15室、少人数教室3室、理科室や美術室など特別室8室、職員室や保健室など管理諸室12室、図書館、学習スペースなど。体育館は鉄骨造で、延べ床面積は約1500平方b。
 移転新築に当たり、ICTを活用した教育空間を実現するための高速大容量通信ネットワーク環境の整備や個別学習・協働学習の一体的な充実に向けた多目的スペースの整備、断熱性や調湿性に優れ快適な室内環境のための木質化などを施す。また、感染症対策として空調設備の全教室設置や手洗い設備の非接触化なども想定している。
 跡地利用については、新校建設後に民間への売却も含めて検討する。敷地面積は3万2919平方b。

提供:建通新聞社