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滋賀産業新聞
2022/03/24

【滋賀】米原市 大東中学校の長寿命化改修

 米原市は、「文部科学省インフラ長寿命化計画(行動計画)」に基づき取り組む池下地先の大東中学校の長寿命化(予防保全)改修工事について、22年度当初予算に措置した工事費他に基づき、早ければ22年度5月にも改修工事の発注を公告、同月中にも事業者を決定し着工したい考えだ。現時点では発注は建築・電気設備・機械設備の3工種に分離し、いずれも一般競争入札を採用、22年度単年度で施工を進め完了させることを計画している。
 22年度当初予算には、大東中学校大規模改造工事費として3億1500万円(双葉中の長寿命化4期工事・河南中の工事費も含む)、大東中大規模工事監理や同中校舎照明(LED)改修設計の委託料として2070万円(双葉中4期監理・米原中校舎改修設計・伊吹山中校舎照明[LED]改修設計の委託料も含む)を措置している。
 改修工事に係る設計業務は豊建築設計事務所(長浜市)に委託し今年度完了見通し。業務内容は、屋根、外壁等劣化状態調査(外壁目地及び建具周りシーリング劣化調査を含む)、外構損傷箇所及び安全(防犯)性調査、アスベスト含有調査(外壁等3検体程度)、電気設備調査(高圧受変電設備を含む)、機械設備調査、給排水調査―等の結果から、建築、防水、電気、機械についてそれぞれ必要となる予防改修工事設計。このほか概算工事費算出や長寿命化改良事業交付申請等に係る図書作成補助など。設計内で確定した整備規模・事業計画に基づき措置した22年度予算で単年度で整備を行う考え。
 大東中学校の長寿命化(予防保全)は、老朽化した施設を将来にわたって長く使い続けるため、将来的に長寿命化を図ることを予定(計画)する建物について、健全な状態に保つための予防的な改修工事を実施し、致命的な損傷の発生を事前に防ぐことが目的。
 米原市立大東中学校(池下)の今回の長寿命化予防改修工事の対象とする既存施設は、建物敷地面積1万1795平方b内の複数棟。建物の内訳は▽普通教室・管理棟(84年築)=RC造3階建[一部4階棟屋および高架水槽有]、延3124平方b程度(一部エレベーター棟82平方b[14年築]を含む)、▽特別教室棟(84年築)=RC造3階建、延1770平方b程度、▽金工・木工室(84年築)=軽量S造2階建、延255平方b程度、▽渡り廊下棟(87年築)=軽量S造2階建、延146平方b程度―で構成。

提供:滋賀産業新聞