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　「全瓦連技能グランプリ２０２２北陸富山〜住み続けられるまちづくり〜」が１９、２０の両日、富山市内の富山産業展示館テクノホールで県内で初めて開催され、全国から１０人の瓦葺き職人が技術を競い合った。富山県代表の橋爪雅之さんが全瓦連理事長特別賞を受賞した。主催は一般社団法人全日本瓦工事業連盟（全瓦連）、主管が北陸ブロック協議会（幹事・富山県瓦工事業協同組合）。
　グランプリは、業界の資質の向上や技術の革新を図り、時代に合った施工を確保するとともに、瓦の持つ優位性を広くアピールすることを目的に２００４年から隔年開催している。競技に先立ち、全瓦連理事長の薄井幸夫大会会長が「この大会を通じて、みなさんの技術を同業者に届け、業界の活性化につながればと期待する。日ごろ培った技を、十二分に発揮し戦い抜いてほしい」、全瓦連北陸ブロック長の澤田勇大会副会長が「瓦の素晴らしさを再認識するとともに、選手の優れた技術に触れる機会にしたい」とそれぞれエールを送った。
　競技は▽使用瓦は小松釉薬瓦５３Ａ判防災桟瓦▽葺き方は引掛桟空葺き工法（馴染み土の使用可）▽巴瓦は２カ所を野地よりトンボにて緊結−などの仕様に従い、屋根架台（縦１・８メートル×横１・５メートル×高さ１メートル）に瓦を葺くことが条件。作業時間は６時間。選手は各都府県代表としての誇りを持って、これまでに習得した技術をいかんなく発揮し、仕上がりの美しさを競った。
　被表彰者は次の通り（敬称略）。▽国土交通大臣賞　小川等（新潟県）▽厚生労働大臣賞　畚野明憲（京都府）▽総務大臣賞　岡田輝将（福井県）▽富山県知事賞　川田允彦（岡山県）