トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2022/03/22

【大阪】大阪市 大手前配水場の耐震化に着手 延長650bの流出入管を更新へ

 大阪市は、大阪城の東側にある大手前配水場の耐震化に着手する。今後想定される南海トラフ巨大地震に備えて、10年程度かけて配水池の耐震補強や流出入管の更新を行う計画だ。配水池の耐震診断と基本設計、流出入管の基本設計を行う耐震化方策検討はニュージェック(大阪市北区)が2022年度末までにまとめる。
 配水池ではコンクリートを増し打ちしたり、鉄筋の量を増やしたりすることで耐震補強することを想定する。
 今後、耐震診断と基本設計の中で、測量や現地調査の他、構造解析を行い、補強が必要な箇所の診断、対策案の検討などを行う。
 配水池の有効容量は3池の合計3万7000立方b。鉄筋コンクリート造で、長辺94b×短辺61b×高さ8b。
 また、ポンプ場から配水池までをつなぐ流出入管の更新では、ダクタイル鋳鉄管や鋼管などに材質を変更した管を新設することを検討している。
 現在の流出管は口径760_、延長650bの鋳鉄管、流入管は口径914_、延長650bの鋳鉄管となる。
 今後、基本設計の中で工事計画や工法、工事費などを検討したプランを作成する。

提供:建通新聞社