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滋賀産業新聞
2022/03/22

【滋賀】彦根市 彦根中学校の校舎棟増築他

 彦根市は、23年度から生じると予測される教室不足に対応し、西葛籠町地先の「彦根中学校」において取り組む校舎棟の増築他について、22年度当初予算案に建築・電気・機械設備を合わせた総額3億5082万3千円の工事費を計上した。事業費は3種工事を分離発注した場合を想定、いったん上限額の確保を目指すが、電気・機械設備を建築本体工事に含め一括発注で事業費を下げる手法も検討しており、今後精査し手法を確定させる。順調に予算を確保できれば早ければ22年度の4月頃にも一括もしくは分離で工事発注を公告し入札・着工、22年度中に工事を完了させたい考えだ。
 彦根中学校(西葛籠町553)で計画するのは、RC造3階建ての既存校舎の1、2階部分と、渡り廊下で行き来出来るRC造2階建、延約630平方b規模の増築棟を整備し、増築校舎内の1階に2教室とトイレ、2階に1教室とコンピューター室を設ける。併せて既存校舎のコンピューター室を2教室に改修し、既存校舎の2教室、増築棟の3教室を合わせ学校全体で5教室の増設となる工事を行う。
 彦根市では、将来的な児童数の増加に備え、極楽寺町地先の「河瀬小学校」において、19年度に普通教室棟の増築工事(施工・大塚工務店、契約金額2億5718万円)、20年度に既存校舎棟の改修や給食室・職員室の増床工事を行い、2ヵ年で整備を完了している。河瀬小学校の児童大半が進級する見通しの「彦根中学校」においても、河瀬小学校と相応規模の増築が必要であるとして、工事の実施を決定した。
 なお、彦根中学校増築に係る実施設計は今年度、水原建築設計事務所(彦根市)に委託。

提供:滋賀産業新聞