池田町は2022年度当初予算案で、合同会社水海水力が計画する小水力発電事業に対して、補助金として4000万円を計上した。
水海水力は21年2月28日に設立(4月1日登記)。今回の小水力発電施設に係る事業費としては、概算で4億2200万円を見込んでいる。
計画によると、水海川と柏谷川の合流地点の砂防ダムから取水し、発電設備は広田橋の上流地点に設置。
具体的には砂防ダムの下流側にチロリアン方式の構造物を設け、水流を右岸側へ誘導して取水。水圧管路はφ800ミリで、延長は750メートル。発電出力は199・9kwとし、水車についてはクロスフロー水車を予定。
事業スケジュールによると、建設工事は新年度に契約・着工し、24年5月の発電開始を予定。
概算事業費4億2200万円の主な内訳は、取水設備(取水施設・沈砂池)が1億1300万円、水圧管路が1億2800万円、機械設備(発電機・電機設備)が1億200万円、建屋が3000万円など。