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　自動包装機の製造を営むフジキカイ（北名古屋市沖村西ノ川91）は、西区中小田井の旧本部・名古屋工場を解体する。着工は４月を予定しており、約１年間の工期を見込んでいる。解体後の跡地利用については「未定」としているものの、借地として活用する構想があるようだ。
　工事場所は西区中小田井４ノ３８０。敷地面積は１万６０７９平方�b。東側で県道１６３号線に面している。用途地域は準工業地域で、建ぺい率60％、容積率２００％。解体は徳倉建設（名古屋市中区）が担当する。
　フジキカイは解体に先立ち、同地の土壌汚染調査を実施。その結果、基準値の１・２〜４・３倍に相当する「鉛およびその化合物」を確認したことを、３月９日付で名古屋市に報告した。汚染土壌については、掘削除去した上で、土を入れ替える形で対処する予定。
　今回解体する既存本部・工場は、１９６０年から西区で稼働しており、２０２０年12月に稼働を終了。同時期にフジキカイは北名古屋市に本社を移転した。


提供：建通新聞社