長浜市は、加田町地先の「神田まちづくりセンター」について、老朽化と耐震性の課題の解消に向け改築整備に取り組む。22年度は当初予算に23年度までの債務負担行為で事業費2800万円の措置を図り、改築用地の測量業務と新センター施設の実施設計をそれぞれ発注する方針。改築は本館棟と講堂の現施設2棟をいずれも解体し、跡地に新センター1棟を建設する計画で、今後新施設内容の詳細検討や予算措置が順調に進めば、23年度に実施設計をまとめた後、早ければ引き続いて同年度中の初弾工事発注・着工も視野に入れているが、発注手法や事業期間も含め現時点では流動的。
現在の「神田まちづくりセンター」(加田町2727)は、79年築のS造2階建、延450・59平方b規模の「本館棟」と、隣接する35年築のW造平屋建、349・59平方b規模の「講堂」の2棟で構成。2棟とも老朽化し建築年度が古く耐震化の課題があるため、市では2棟とも解体撤去し、同地で新たなセンター1棟を新築する方針を決定。
建築する新センターの構造や階数、規模は決まっておらず、機能や施設概要は、地元協議を通して可能な範囲で要望を反映させ、利用者ニーズに応え使い勝手の良い新たなまちづくり活動の拠点施設の整備を目指す。
長浜市では市内全19ヵ所あるまちづくり活動の拠点「まちづくりセンター」のうち、耐震性に課題のあるセンター施設の耐震化を順次進めており、神田センターの耐震化を終えれば全対象センターの耐震化を完了する。
提供:滋賀産業新聞