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建通新聞社
2022/03/15

【大阪】大阪市 総合評価落札方式の評価項目に「CCUSの活用」を新たに追加

大阪市は、公共工事総合評価落札方式運用要領等を改正し、新たな評価項目に「建設キャリアアップシステム(CCUS)の活用」「ワークライフバランスの取り組み」「優良成績認定」を設ける。4月1日の発注案件から適用する。
 総合評価落札方式のうち、「CCUSの活用」「ワークライフバランスの取り組み」は特別簡易型、簡易型の2タイプ、「優良成績認定」は特別簡易型、簡易型、標準型、高度技術提案型の4タイプが対象となる。
 CCUSの活用では、CCUSに登録している業者に1点を加点する。事業者登録完了メール(CCUSの事業者情報画面を紙印刷したものでも可)または事業者登録完了のお知らせ(はがき)の提出を求める。市と契約した営業所で登録していることを確認する。
 ワークライフバランスの取り組みでは▽大阪市女性活躍推進リーディングカンパニーの一つ星認証、二つ星認証▽女性活躍推進法に基づく認定制度のえるぼし認定、プラチナえるぼし認定▽次世代育成支援対策推進法に基づく認定制度のくるみん認定、プラチナくるみん認定―のいずれかを満たす業者に1点を加点する。
 優良成績認定では、市の優良成績評定事業者表彰の受賞または優良成績認定を受けた業者に3点を加点する。
 一方で、総合評価落札方式の評価項目のうち、「産業廃棄物管理票の電子化の取り組み」を削除する。
 総合評価落札方式を実施する工種は、21年度時点で土木、建築、舗装、鋼桁、上下水道施設となる。
 この他、これまで入札者の評価値が同じ場合、くじで落札者を決めていたが、今後は評価値と技術評価点が同じ場合、くじではなく「入札価格が低い事業者」を落札者とする。

提供:建通新聞社