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建設経済新聞社
2022/03/15

【京都】里山交流館建替え約490u 3月補正に約2・7億円追加

 綾部市は、複数の建物群で構成する綾部市里山交流研修センターの再整備で、里山交流館を建て替える。
 同市鍛治屋町茅倉の里山交流研修センターについて、京都府と関係市町で推進する「森の京都」重点エリアにおける拠点施設として、建替え等により施設機能の充実を図り、農村都市交流を推進する。
 現況施設は、合計延1672・12u(建築面積1250・26u)。主な建物は、里山交流館(RC造一部W造2階建一部平屋建、延923・93u)、浴室棟(W造平屋建、79・84u)、幸喜山荘(W造2階建、延307・66u)、森もりホール(W造平屋建、延308・69u)、バーベキューサイト(S造平屋建、52・00u)。
 里山交流館等は、耐震強度不足に加え、老朽化が進行していることから、リニューアルによる安全性の向上を図る。新たな体験メニューなどの事業展開による地域交流を活性化する。
 里山交流館は解体し、跡地に新たな建物を建設する。里山交流館建替工事はW造平屋建、490・2u。宿泊定員は30人。デジタル化に対応したコワーキングスペースや豊かな森林環境を楽しく学べるアトリエ、魅力ある「食材」を感じてもらえる食育体験室を整備。
 この他の整備内容は、▽幸喜山荘改修(食堂機能の追加)▽浴室棟の耐震補強▽再生可能エネルギー導入のための実施設計及び整備(太陽光パネルの設計及び設置)▽備品購入。
 令和3年度当初予算に設計費1850万円を確保。令和4年度当初予算案に解体費5731万3000円を計上。これに加え、施設整備費2億7168万1000円を増額する令和4年度補正予算案を開会中の3月議会に3月14日追加提案した。総事業費は3億4749万4000円(解体含む)。
 令和5年4月のオープンを目指す。
 設計業務は公募型プロポーザルで、エキスポ−中西−カイト設計共同体に決定。同設計共同体は一級建築士事務所エキスポ(京都市東山区)、中西ひろむ建築設計事務所(京都市中京区)、カイトアーキテクツ一級建築士事務所(大阪市中央区)の3社で構成。