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　能美市は、新給食センター整備運営について、ＰＦＩ方式で事業を進める。４月に実施方針を公表し、６月にもＰＦＩ事業者を募集する方針だ。１４日の市議会教育福祉常任委員会で市側がスケジュールなどを報告した。
　当初予算案に７５０３万８０００円を計上するとともに、２０３９年度までの債務負担行為として６０億円（運営費など含む）を設定。１２月議会での契約承認を目指す。２３年度に着工、２４年９月の供用開始を予定する。
　根上地区と寺井地区の小中学校７校の給食は、各学校内の単独調理場でまかなっている。しかし、各調理場は老朽化が進み、改修費が年々増加している。このため、各学校に配送する新たな給食センターを整備し、衛生的で安全安心な給食の提供を図っていく。
　基本計画（長大が担当）によると、調理食数は約３０００食でスタート。築１５年が経過した辰口地区の学校給食センター分も将来的に統合する場合を考慮し、４５００食を提供できる規模の施設にする。延べ床面積は約２０００平方メートル、敷地面積は約６０００平方メートルを想定。施設の概算事業費は、調理設備なども含めて約２３億円を見込む。