流山市は、総合運動公園テニスコート周辺区域の再整備に伴い、西側駐車場のスペース約2000uに収益施設を設置する事業者の募集に向けたサウンディング型市場調査の手続きを14日に開始した。事業手法については、P―PFI制度の導入を検討。10月〜2023年3月までに事業者募集・計画認定を行い、23年度に設計・工事を実施。24年度の営業開始を目指している。
総合運動公園に求められているキーワード「アーバンスポーツ×アウトドア×食」のうち、「アウトドア」と「食」を満たすサービスの提供を目指しており、アイデアを幅広く募ることで、より実現性や整備効果の高い公募内容を整理する。
市場調査の対象者は、調査対象区域における収益施設の設置および、総合運動公園の魅力向上に意欲のある法人または複数の法人で構成される団体。
市場調査における対話内容は▽事業者が収益施設を設置することによる事業性▽事業手法▽事業期間▽使用料▽事業面積▽事業内容▽ターゲット層▽地元住民・地域への還元▽西側駐車場の管理▽スケジュール▽Park―PFI制度を活用した場合の施設内容――など。
市場調査に関しては、29日まで事前説明会・個別対話の参加申し込みを受け付け、4月5日に事前説明会を開催。6〜15日に個別対話資料の提出を求め、21日・22日・26日・27日に個別対話を実施し、5月中旬に実施結果を公表。実現性・公益性・有益性などを考慮し「都市公園の質向上に向けたPark―PFI活用ガイドライン」等に基づいて検討を行ったうえで、公募を行う予定としている。
総合運動公園は野々下1―40―1に所在。供用面積約15ha、計画面積約17・9ha。土地区画整理事業により公園形状が変更となることから、事業の進捗に合わせて再整備を段階的に進めており、21年11月には総合運動公園テニスコート周辺区域の再整備計画を決定した。
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