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北陸工業新聞社
2022/03/14

【富山】新年度に建設地決定へ/魚津市本庁舎の建替計画

 魚津市議会本会議は10日開き、老朽化が進む市役所本庁舎の建て替えについて、村椿晃市長は2022年度中をめどに建設地を決定したい意向を示した。
 本庁舎(釈迦堂地内)は旧耐震基準の1967年に建設され、規模はRC造4階(塔屋付)建て延べ6922・79平方。95年に実施した耐震診断では「大地震時に水平力を負担する耐震壁が足りず、耐震強度を満たしていない」と指摘されている。2019年度に見直した市公共施設再編方針では、現在地での建て替えを基本に、29年度までに2分庁舎を含め機能を集約して整備することが盛り込まれた。計画策定から建設までの期間を考えると、具体的な検討を始める時期を迎えている。
 建設費は40億円以上かかるとみられる。市長は「22年度は財政健全化の目標に掲げる財政調整基金10億円の達成を見据えるほか、公共施設整備基金残高6・4億円を見込む。さらなる基金の積み立てで財源確保に努める」とした上で「建て替えの議論を深める第一歩として整備場所を決めたい」と述べた。

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