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　医療法人・博文会（福島県いわき市鹿島町飯田八合５　松本千穂理事長）は、福島県いわき市に双葉病院（仮称）の新築を計画し、施工者選定に向け制限付き一般競争入札を９日に行い、清水建設が落札した。
　入札は簡易型総合評価落札方式を適用し、同社のほか前田建設工業が参加した。工事請負契約は国の補助金交付を待って締結する。
　同病院は大熊町に所在していたが、福島第一原子力発電所事故で避難区域となったため閉鎖となっていた。今回の計画は、同法人がいわき市で運営しているいわき開成病院の敷地内に移転し再開を目指すもの。新病院は精神科など病床数２４０床を確保する。
　施設は、いわき市鹿島町飯田八合５ほか地内の８７３３・69平方�bにＲＣ造４階建て、延べ約１万１６００平方�bの病院棟などを整備する。
　なお、移転に伴いいわき開成病院は閉院とし施設は解体となる。
　工事は２期に分けて行う。第１期は８月１日から２０２３年９月30日とし、解体工事や整地工事を挟み、第２期を24年７月１日〜25年10月31日に実施する。設計は日本設計が担当。
　解体工事や整地工事は別途発注を予定している。

　提供：建設新聞社