建通新聞社(神奈川)
2022/03/11
【神奈川】県 女性センター跡地 宿泊施設整備
神奈川県は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の競技開催のために活用されたかながわ女性センター跡地(藤沢市)について、22年第1回県議会・総務政策常任委員会(3月1日)で今後の利活用方針を報告した。全体の約2万平方bの敷地のうち、県が約5000平方bを利用し、残る1万5000平方bについては民間事業者から提案を募り、宿泊施設や飲食施設などの民間施設の整備を誘導する。公募型プロポーザル方式で事業提案を受け、売却または事業用定期借地権を設定し貸し付ける。5月に事業者の募集を開始。10月に事業提案と事業遂行能力などの審査を実施した上で、12月に優先交渉権者を決定する。2023年4月以降、事業者が施設整備に着手する。
地元藤沢市は民間事業に対する要望として、▽魅力ある観光資源にすること▽津波避難施設としての機能を有すること▽コンベンション機能やレストランのある宿泊施設や有料駐車場の整備など地元団体要望へ配慮すること―の3点を求めている。
同センター跡地は、湘南港に隣接する藤沢市江の島1ノ11ノ1の敷地2万0075平方b。用途地域は「商業地域」で、建ぺい率は80%(一部40%)、容積率は400%、高さ制限は15b。
〜県湘南港 駐車場整備〜
湘南港として整備する部分は、有料駐車場(駐車台数約200台)とし、セーリング大会開催時のコンテナ置き場としても利用できるようにする。23年2月までに臨港地区に編入した上で、同年4月以降に整備を開始し、23年度内に供用する。 提供:建通新聞社