県土整備部は10日、砂防基盤図作成業務を巡り発注方針を大方、固めた。県下3区域に分割し、それぞれ県外と県内コンサルタントJVを対象に公募する。委託費は3件で2億4000万円。
砂防基盤図は、土砂法に基づいた基礎調査を進める際に活用する図面。空中写真測量を実施した上で、地覆の凹凸など詳しい地形を3次元データに変換して作成する。
調査範囲は県内3100平方`。▼東部=1400平方`▼中部=700平方`▼西部1000平方`―の3エリアに分け、来年2月から3月にかけて調査する。
それぞれ予定価格は5000万円超の大型測量業務。航空測量の実績のあるコンサルタントと県内コンサルタントによるJVを対象に発注する。
同部は近く審査会を開いて公募条件を正式に決定して公告。月末までに制限付き一般競争として入札する。
日刊建設工業新聞