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建通新聞社(中部)
2022/03/10

【愛知】名城大学 天白CPの新棟 5月に入札公告

名城大学(名古屋市天白区塩釜口1ノ501)は、天白キャンパスに全学共用棟となる新アリーナを建設すると発表した。2026年の開学100周年に合わせて、同校の新たな顔となる施設とする考え。着工は7月を予定しており、これ向けて同校は「5月に一般競争入札を公告する」としている。具体的な要綱などについては現在、詳細を詰めている。
 新棟の構造は、鉄筋コンクリート・鉄骨・木造とし、地下1階地上3階建てで構成。延べ面積は1万3300平方bを見込んでいる。体育の授業やクラブ・サークル活動の他、入学式や卒業式などの式典も実施できる施設して整備。主な設備として、メインアリーナにバスケットボールコート4面、サブアリーナに同1面の他、武道場、トレーニング室などを設ける。
 また、新棟の建設に併せて、隣接地に学生の新たな活動拠点となるクラブハウス棟も建設する。規模は鉄筋コンクリート造5階建て延べ3800平方b。
 設計は内藤建築事務所(京都市左京区)が担当している。
 建設地は天白キャンパス敷地の南西。同地には既存の2号館と3号館があり、これを解体して新築する。両館は理工学部が活用しており、同機能は新設する研究実験棟Wに移す見通し。
 研究実験棟Wの規模は鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上7階建て延べ約1万6000平方b。設計は日本設計(名古屋市中区)、施工は熊谷組(名古屋市中区)が担当しており、3月中旬の竣工を予定している。
 全学共用棟は同校近くの幹線道路からも視認できる特徴的な施設とする考え。また、建設地には同校の歴史を表す高木群(クスノキ他)があり、同校はこれらの既存樹木と本部棟前の広場を一体的に整備して、新たな学生の交流拠点「名城の森」も創出するとした。
 全学共用棟の完成は25年7月を目指している。


提供:建通新聞社