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建通新聞社
2022/03/09

【大阪】大阪府市 Park―PFI難波宮跡公園北部整備運営事業者プロポーザルを公示

 大阪府と大阪市は、Park―PFI手法を活用して公園を整備する難波宮跡公園北部ブロック整備運営事業者と南部ブロック管理運営事業者を募集する公募型プロポーザルを公示した。応募登録は3月22〜25日、応募申請書と公募設置等計画は6月2〜3日に受け付け、プレゼンテーション審査を行い、7月に設置等予定者を選定する予定だ。南部ブロックは2023年春に事業開始、北部ブロックは25年春の供用開始を目指す。
 P―PFI事業の対象となる北部ブロックでは、公募対象公園施設の整備・管理運営、特定公園施設の整備・管理運営の提案を求める。
 公募対象公園施設は休養施設(シェルター、ベンチなど)、遊戯施設(屋内外遊戯施設など)、教養施設(体験学習施設など)、便益施設(カフェ、レストラン、駐車場など)、展望台または集会所とし、種類や規模の提案を求める。この他、建築物は2階建て以下、建築面積は3200平方b以内、難波宮跡公園の歴史的特性を踏まえたデザイン、トイレを設置するなどの条件がある。
 特定公園施設では、後期内裏正殿のハード整備を求め、材質は木質風とし、遺構表示や階段、高欄、壁、スロープ、解説板などを整備。この他、正殿区画整備、回廊、塀、瓦堆積遺構、案内板、園路、給排水施設などを設置する。
 特定公園施設は22〜23年度に設計、23〜24年度に整備工事を行う。設計費は1669万1000円、建設費は5億2357万2000円(いずれも税込み)。
 事業期間は15〜20年間。
 南部ブロックでは、イベントなどの魅力向上業務、維持管理・情報発信業務の提案を求める。万博に向けて知名度を上げる、万博をきっかけに難波宮跡の認識を高めるイベントの提案を求める。維持管理・情報発信業務委託料の上限は年額1050万円(税込み)。
 難波宮跡公園の所在地は大阪市中央区法円坂1丁目、馬場町、大手前4丁目。事業対象面積は北部が約2・3f、南部が約11・7f。

提供:建通新聞社