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　高松市は２０２２年度の当初予算案をまとめた。一般会計の総額は前年度比１・７％増の１６３８億円で、投資的経費は１・２％増の１３１億８７２０万円となった。「地域共生社会の構築」や「コンパクト・プラス・ネットワークのまちづくり」などに取り組むため、まちづくり戦略計画を積極的に推進するとして、重点的に取り組む78事業に１３０億円を投入。卸売市場整備事業で老朽化した青果棟の再整備や、小中学校施設老朽化対策事業で花園小学校の長寿命化改修に向けた実施設計などに着手する。
　重点的に取り組む事業には、桜町保育所大規模改修や田井・大町地区幼保一体化整備などの保育所・幼稚園施設整備事業に３億４３１７万円、香南小学校移転に向けた準備工事や花園小学校の長寿命化改修に向けた実施設計を委託する小中学校施設老朽化対策事業に14億７７８３万円、青果棟を再整備する卸売市場整備事業に３９３２万円、鶴尾神社４号墳の崖面を補強する史跡石清尾山古墳群保存・整備事業に１億５５０４万円、大書院耐震化に向けた実施設計を委託する高松城跡整備事業に１億１５１３万円、塩江温泉郷の交流拠点施設で建築の実施設計を委託する観光振興事業に２億０７２７万円を計上した。
　道路や河川、港湾などのインフラ整備では、橋梁改築修繕事業に２億９７４９万円、道路橋梁維持管理事業に11億円、道路新設改良事業に４億３１０６万円、河川改良事業に１億６８９２万円、身近な公園整備事業に１億４８０６万円、汚水施設整備事業に４億１９１６万円、浸水対策施設整備事業に９億１２８６万円、下水道長寿命化推進事業に９億１８１５万円、街路事業に３億９６３９万円を配分。
　交流拠点施設の整備では、コミュニティーセンター整備事業に６億２６７９万円、総合センター整備事業に８億７８９８万円を充てる。
提供：建通新聞社